冬に起きる食中毒のおよそ9割を占めると言われているのがノロウィルスです。
ノロウイルスは、
感染性胃腸炎で、感染性胃腸炎とは、細菌やウイルスなどの病原体による感染症です。
ノロウイルスはその名の通り、ウイルス性食中毒を引き起こす原因のひとつで、
特に冬場に感染症を引き起こすのが特徴で、
感染症の中でも感染力が強く二次被害も大きい病気です。
そこでここでは、ノロウイルスの症状や、知っておきたい予防、
イザという時の対策など掘り下げてみます。
ノロウイルスの症状って主にどんなの
『おとといの夜より、急激な下痢に襲われ、トイレで何回も嘔吐してしまいました。脱水状態になったため、水分を補給したのですが、その飲んだものをまた嘔吐するような状態でした。
熱も37度から最高38度まであがりました。のどの痛みやせきなどは一切ありませんでした。特に、家族などの感染者はいないし、生ものなども食べていないのでわかりませんがやはりノロウイルスでしょうか。』
ノロウイルスは冬に流行しやすいウイルス性の胃腸炎です。
感染力も強く二次感染被害の大きい食中毒といえます。
ノロウイルスの症状は、感染すると吐き気、嘔吐、下痢などを伴います。
お腹がチクチク痛みだし、やがてこみ上げるような痛みや不快感、吐き気をもよおします。
ひどい時には1日何度も下痢嘔吐を繰り返し、脱水症状を引き起こすことさえあります。
発熱・・・ウィルス性胃腸炎は比較的高熱が出やすい傾向にありま
嘔吐・・・激しい嘔吐を引き起こすのが特徴です。
嘔吐は体内のウイルスを体外へ排出するために起こる症状です。が、特に感染した子どもの世話や看病をした人が吐しゃ物などを介して二次感染するケースも多く、適切に処理して消毒を行わないと感染を広めてしまう危険性があります。
下痢・・・ノロを発症すると水っぽい便が出ます。
緑色の便や白色の便がでることもあります。下痢は通常時より多くの水分が体外へ排出されます。脱水症状に注意しこまめな水分補給が必要です。
ノロは、免疫力の強い大人に感染すると発症しない場合があります。
又、風邪の症状に似た状態でおさまることもあります。
が、免疫力のない乳幼児やお年寄りの場合は症状が重くなったり、
長引くことがあるので注意が必要です。
ノロウイルスの知っておきたい予防法
ノロウイルスの感染は、食品による感染だけではありません。
空気中に舞っているウイルスを吸い込むことでも感染します。
『2日くらい前の夜に吐き気がしてあまり寝れませんでした。
昨日の夜に腹痛があり汚いですが下痢を2回し今日も頻度は多くないですが朝と夕方に下痢をしています。これはノロウイルスなのでしょうか?ただの胃腸風邪?』
ノロの可能性が高いです。家族に感染者がいなく、それらしい食べ物を食べていない、
でも病院に行ったのであれば可能性が高い気がします。
ノロの場合洗濯物は分けてください。
嘔吐も下痢もなるべくトイレで出すようにして、次亜塩素酸水て掃除するといいです。
食べ物については食べたら吐くで脱水を起こす可能性があるため、
食べない方がいいとお医者さんに言われたことがあります。
栄養面が心配であれば病院に行けば点滴をしてもらえますし、
市販の物であればスポーツドリンクが点滴に近い栄養が入っているそうです。
ノロウイルスに感染しないことが一番です。その予防法について確認しましょう!
手洗い
手洗いは、手や指に付着したウイルスを除去するいちばん大切な方法です。
手の隅々まで石鹸や消毒液でしっかりと洗いましょう!
マスクの着用
ノロウイルスは、ウイルスを吸い込むことで感染します。
周囲にウイルスを広めないため、体内にウイルスを取り込まないためにも、
マスクの着用は必須です。
食品の加熱
ノロは、牡蠣などの二枚貝から感染します。しかし、十分な加熱をすれば安心です。
加熱が不十分でウイルスが付着した食品が要注意です。
キッチン調理器具の消毒
調理台やまな板、調理器具は洗剤でしっかり洗ったあと、消毒しておきましょう。
次亜塩素系消毒剤がいいです。
ただ、次亜塩素系消毒剤は金属類を錆びさせてしまいます。
拭き取ったあと熱湯消毒などしておくといいようです。
ノロは、アルコールや高温に対する耐性があり、乾燥や酸にも強く、水の中も平気と非常にタフです。ノロウイルスに適切に対処するには「強力な除菌効果のある次亜塩素酸水」などで綺麗に拭き取ることが望ましいです。
ノロウイルスイザという時の対策は?
『嘔吐や下痢をしますよね?その中に入っているノロウイルスがまた自分の中に入ってまた再感染したりしないのでしょうか?
自分が出したウィルスがまた口から入ると言うのを繰り返すとなかなか治らない気がするのですがノロウイルスには抗体というものはありますか?』
ノロウイルスを退治できる治療法は今の医学では残念ながらありません。
また、長期にわたる免疫を持つことはできないため、
一度感染した人でも繰り返し感染する危険性があります。
ノロは、人から人へ感染するため、発症したら無理をせず学校や通勤は控え、
安静にしているのが最良です。
ノロウイルスは非常に感染力が強いだけでなく、症状がなくなった後でも1~2週間は便を介してウイルスを出すことが分かっています。症状がおさまったからと言って、人混みの中や学校、職場に出かけるのは十分注意が必要です。
又調理に関しては、感染したら調理器具や食品には触らないことです。
ただどうしても家族の食事を作る場合は、自分の手をよく洗って消毒し、手袋をする。
調理器具を消毒する。食品にはよく火を通す・・・この3点を守るようにしましょう。
ノロ対策の注意点をあげておきます。
1・手洗い(きれいきれいなど)、うがい(イソジンがーぐる)の励行
2・ハイターを50-100倍に薄めた液で、机などをふく。
3・経口感染しますので、嘔吐した場合、嘔吐物に直接ふれない。ビニール手袋や、ビニール袋を用いて処理してください。
4・アルコール消毒は無効です。
5.患者がでたら、症状がおさまるまで、登校をやめさせる。(2-5日)
6.医者に相談。できれば、検査をしてもらう。(陰性なら、問題になりません)
7.ウイルスですので、休養、脱水に気をつける。ビオフェルミン、ナウゼリン、点滴処置などを、必要とする場合あります。
ノロに感染したら、基本的には下痢や嘔吐がおさまるまでは食べないようにするべきです(食べたく無い)。
しかし、水分補給は必要です。
水やお茶でもいいんですが、スポーツ飲料や、経口補水液がいいです。
これらは水分だけでなく塩分やミネラルなども補給できるからです。
まとめ
ノロは家族の誰かが感染すると、家族内での二次感染が非常に多いです。
家族全員食事前には手洗いを心がけてください。
また、回復しても便には約1週間ウイルスが出続けるので手洗いをしっかりしましょう。
2016年11月21日、大阪府の小学校で100名以上の児童が下痢などの症状がでたそうです!しかも、6名からノロが検出されたとか・・
今年も寒くなるとシーズンに入ります、注意しましょう。
コメント