お彼岸は、春分の日と秋分の日を中日として前3日、後3日の合計1週間の期間です。
この期間に出産祝いなどのお祝い事をすることを忌み嫌う人達がいます。
「お彼岸の間は謹んだほうが良い・・・」といって・・・
地域によっても差はあるのでしょうが、コレが友達の間のことなら
「そんなの気にしない!」で済みますが、嫁いださきの義父や、義母が言うことだったら
「え~???」と思っても聞かないわけにはいかず、「そんなの迷信!」とも言えず、
悶々とすることだってあるでしょうね。
あなたもそんなことを言われた事あるんじゃないですか?
実際にそんなことを言われた方が、ネットに相談している人が多数いらっしゃいます。
その相談が出産祝いのお見舞いであったり、新居引っ越しやマンション購入であったり、結婚であったりなんですよね。
お彼岸は日本独自の仏の行事です。
そこに「祝い事」を重ねないように???とでも言うのでしょうか?
そこでここでは実際に相談のあった内容を参考にしながら、事実を掘り下げてみたいと思います。心当たりのある方は参考になさって下さい。
お彼岸に出産祝いに行くのは避けるべきなの?
<<友人がお産したんです。出産後当分の間はあえないから、本日産院にお見舞いに行き出産祝いを渡そうと思っていましたが、お母さんに今の時期はお彼岸中なのでお祝いは・・・と言われたのです。やっぱりお彼岸中にお祝いを贈るというのは止めた方がよろしいのでしょうか?>>
喪中や忌中に祝い事を差し控えるといった話しはよく聞いていますが、彼岸にこのような話はあまり耳にしたことがありません。
特に彼岸の中日は春分の日、秋分の日で休日ですから、この日に好きで祝い事をする人は結構いると思われます。この人達は皆、仏法の教えに背いている事になるのでしょうか?
そんなことはないと思いますよ!
ただ、気にすることはないのですが、祖父母や母親世代の人は気にする人がいます。
ということは、お祝いを頂く側にも、祖父母や母親世代の家族がいるお家では、もしかすると同じ様なことを言う恐れがあるということです。
そういった場合は出産祝いは渡さないようにするほうが無難です。
何故なら、お友達は気にしなくてもお友達の母親はあなたの事を常識の無い人だと思いかねませんからね。・・・
変に思われたくはないですもんね!
それにしても、古くからの風習って。。。面倒!・・・ですよね~。
お彼岸は厳禁なの?結婚式をあげるのは?
<<お彼岸に9月20日に結婚式をあげる事になったので、その話を親族話したところ、年配のおばさんから「お彼岸は避けた方が良いので、日にちを変えなさい」と言われたのです。が、お日柄的に10月11月はとっくに式場がいっぱいで、出きればこの日取りで行ないたいんです。どういう理由で、一般的にお彼岸に式をあげる事は避けたほうが良いと言われるのでしょうか?本当に式を挙げる事は避けた方が良いのでしょうか?>>
喪中や忌中に祝い事を差し控えるといったことから、身内に最近なくなった方がいる、というのでない限り特に気にする必要はないと思うのですが・・・。
この時期では、たいてい人気のある式場は、秋の大安は埋まってしまっているのも事実です。
そんな状態の中、式場が取れたのならもったいない話です。逃す手は無いと思います。
以前似たような話を聞いたことがあって、その方は、お父さんにお彼岸の結婚について、神社とお寺に問い合わせてもらったそうです。
その答えは・・・両者とも「悪いどころかむしろ良い日」と言われたそうです。
本願寺のお坊さん曰く・・・なぜ?「彼岸の時期は避けたほうがいい」と言われたのでしょうね。理解に苦しみます。・・・とのことです。
お彼岸に新居引っ越しやマンション購入は避けた方がいいの?
<<友達が新築マンションを買って、間もなく入居みたいなのですが、お祖母さんより「彼岸の時期は避けたほうがいい」と言うそうです。>>
<<お彼岸中に分譲マンションの契約を交わしました。実家の母に伝えたところ「お彼岸に契約を結ぶなど、そのような事をする人はいない」とずいぶん叱られました。やっぱり縁起の悪い事なんでしょうか?>>
同じようなマンションに関する話ですが、コチラの件も、
「彼岸の時期は避けたほうがいい」理由がよくわかんない・・・。と言った意見が多数占めていました。
なかにはこんなご意見も、
「お彼岸とかお盆の時にその類の事をしてはいけないとよく言われる事ですが、マンションを購入できる事はご先祖様の加護があればこそと認識されて仏壇、墓前に線香を手向けて感謝すれば良いですよ。昔の人は、集中させるために敬う理由として、他の事はしてはいけないと戒めただけの事です。」
お彼岸にする祝い事については、人によりますよね~気になる人は気になるし。。。
新しいものや、高価なものを購入する時は、避けられる時は避けるけど、どうしても避けられない時には、おまじないをする・・・という人もいました。
そのおまじないとは、新しいものをおろすときに、軽く息を二回吹きかけるそうです。
面白いといったらご本人に失礼かもしれませんが・・・オモシロイ。
その方も自分でやっておきながら「まぁ私も半信半疑ですけどね(笑)」・・・
とのことでした。。。
まとめ
お彼岸に祝い事は避ける・・・といったことは、ご年配の方やそういった古いしきたりが残っている地域などでは、今持ってまかり通っている事実なのかもしれません。
が、大方のご意見は,そのような事実はないということでしょう。神社やお寺さんの話もあったように・・・
お彼岸にお祝い事を慎むのは、その年になくなった方の遺族だけでいい、と私は考えます。
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